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立山三山周遊 ~雄山&大汝山&富士ノ折立~

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強く吹きつける風の中、見下ろす景色は静謐な錦の世界。










アテにしていた9月の3連休も年に一度の連続休暇も、台風や秋雨前線のおかげで天気が悪く北アルプスに行けなかったこの夏。

尾瀬も苗場山も素敵だったけど、やっぱりアルプスに行きたいのです。


期待していた連続休暇後半も天気は不安定で唯一晴れマークが出ていたのは27日のみ。


もうこれは行くしかないでしょう!


御嶽山と立山と迷って、やはりここは平日であることを活かしたいと思い、立山に決定!!




立山三山 ~雄山&大汝山&富士ノ折立~(富山県立山町)3015m
2016年9月27日



3時過ぎに岐阜を出発して高速でぴゅーんとひとっ走り。
6時半頃に立山駅無料駐車場に到着しました。

7時始発のケーブルカーに乗れそうだなと余裕ぶっこいていましたら・・・
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7時10分発のチケット!
ひょえー平日なのに始発に乗れないなんて、さすが立山です。
臨時便がどんどん出ているので問題はないのですが、これが週末になるとどうなってしまうのか心配になってしまいました。
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10分ほどケーブルカーに乗って、そのあとは高原バスに乗り換え。
バスもどんどん出ていますので待ち時間はほとんどありません。よかった!
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ところどころ車窓から見える風景を楽しんで50分ほど乗れば室堂に到着です♪
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うわ~♪
5年ぶりの立山。同じように乗り物を使って上がってしまう木曽駒ケ岳も紅葉の名所で有名ですが、スケールが違います!
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8:30
雄山へ向かってのんびり出発。
の前に腹ごしらえ。
高山病が出やすい体質なので、一気に標高を上げたときは意識的にゆっくりと過ごします。
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なのでさっそく休憩。
行きのコンビニでゲットしておいた“ます寿司”。
いやあ、どこにでも売ってるんですけどね。やっぱり富山に来たら食べないとね♪
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あちらこちらに咲いているチングルマはもう穂に。
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穂の時期は長いように思うのですが、秋に見ると「ああ、シーズンももう終わっちゃうんだなあ」とちょっと寂しい気分になります。
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微妙に歩き難い石畳をのんびり歩いて
9:30
一ノ越山荘到着。
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すでに賑わっている様相。外国人ハイカーが多いようで知らない言葉が賑やかしく飛び交っていました。
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親切なご夫婦に「ここにどうぞ」と1人分のベンチを空けてもらってひと休み。
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おやつ第一弾は自家製栗きんとんでーす♪

うま~♪♪
旬のものは染み入る美味しさ。

もぐもぐ食べたら体が冷えないうちに出発。
ご夫婦に「ありがとうございました」と挨拶をして行動再開です。
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立山周遊のトレイルはとても整備されていますので迷うことはないし危険なところもありません。

ただ、この一ノ越から雄山までの道は要注意。
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ご覧のとおりガレ場。
それ自体は特に危ないわけではありませんが、マーキングが少ないのと渋滞気味であることから、縦横無尽にハイカーがそこらへんを登っていくので踏み跡がたくさんあってどれが正解か分かりにくいです。

もう正解はないのかも?

自分で安全に歩けるルートを選んで登らないといけないなあと思いました。あとあと、落石が怖いなと感じたので他のハイカーたちの動向にも注意した方がいいかと思います。
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一ノ越山荘から40分ほど歩いて雄山へ到着!
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さすがの眺めですよ~♪♪
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槍穂高くっきり!
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ここもまだ諦めておりませんよ!
今週末がラストチャンス・・・雨マークよ、消えてくれー!!

さてさて、せっかくの良い天気なので雄山神社に行ってみます。
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参拝料500円を支払うと鳥居の向こうにある神社でお祓いを受けることができます。
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山頂までは細い一本道なので上り下りは完全にコントロールされていました。上から神主さんが拡声器で指示を出しますのでそれに従って行動します。
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お札についている鈴が風でリンリンとなる音を聞きながら神社へ上がっていくのは、まるで儀式のような雰囲気。
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狭い山頂にハイカーが集まって厳かな雰囲気でお祓いが始まったのですが、なにせ強風で肝心の詞やお説教は風の音でかき消されてしまい何を言われているのかさっぱり分からないうちに終わってしまいました。
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かろうじて「祓いたまえ~」のタイミングを逃さずに頭を下げれたくらい(笑)
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ちゃんとお祓いしてもらえたのか若干心配でしたが大丈夫でしょ。
お祓いのあとのお神酒も少しだけ舐める程度にいただいて神社を下りたらおやつタイム♪
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越後湯沢温泉の駅でゲットしたチーズタルト。

うーん、美味しい。

今日はなかなかの強風ですので、ここでフリースを着込んで先へ進みます。
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ここからは大好きな稜線歩き♪
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人も少なくなりますので静かに自分のペースで歩くことができます。
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雄山までは観光地なんだろうな。
でも私のオススメは雄山から先のこのトレイル。
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雄山から20分ほど歩いたら、2つめのピーク“大汝山”に到着。
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風をよけることができそうな大汝小屋の陰でお昼ごはんとします。
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室堂の売店で購入したおこわ。
私が手に取ったときは最後から2個目でした。室堂でお昼ごはんを調達しようと思っている方、タイミングによっては売り切れの可能性もありますので注意してくださいね~!
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室堂を見下ろすのもいいですが、東側の景色も絶品。
白馬方面の峰々はくっきりだし黒部湖も綺麗に見えていました。
今年はあの辺に行けなかったから来年は必ずね。白馬岳は最優先だし爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳もそろそろ行ってみたい。

偶然隣り合わせになった愉快なオニーサン2人と他愛ない話をしながらランチタイムを過ごして、さあ、3つめのピーク、富士ノ折立へ向かいまーす。
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もうこの稜線がすごく好き。
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先へ続く長い長いトレイルを見るだけでワクワクしてきます。

そして何よりこの景色!!
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うおー!!
なんて凄いんだろう。

風は帽子が飛ばされそうなくらいとても強くて、手袋をしていないと手が痺れてくるくらい冷たい。

それなのに見下ろす景色は、錦色に変化した華やかさと、ただただそこに静かに存在する静謐さを感じます。


すごいなあ。


大汝山から10分も歩かないうちに3つめ、富士ノ折立に到着。
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このまま真砂岳へ進みます。

数歩進んでは立ち止まって景色を眺める。
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さっきから同じような写真を何枚も撮っちゃって(笑)
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後から見たら連写したのかって自分でツッコんでしまうほど。
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このまま別山まで行っちゃえそうなくらい楽しい。
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のんびり歩いてもうすぐ真砂岳だなと思ったころに、頭上近くに迫ってくる白い雲に気がつきました。
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えっ?

さっきまで無かったよね??

慌てて振り返ると、先ほどまで歩いていたトレイルは雲の中へ消えていました。
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ヤマテンは午後から霧が出るとの予報。
そこは当たんなくていいのに~!!

少し急ぎ足で歩いて
12:25
真砂岳到着!
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なんとか間に合いました。
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錦の谷もなんとか。
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間に合いましたが、ガスはもうビュウビュウと覆ってきて、あっという間に別山への稜線を隠して
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黒部湖の方へすごいスピードで吸い込まれていきました。
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ああ~。残念でした。




立山三山の説は色々あるみたいで、一般的には“雄山、大汝山、富士ノ折立”と言われていますが、“雄山、浄土山、別山”という説もあるそうです。その場合、雄山が現在、浄土山が過去、別山が未来とみなされます。

山を歩きながら時を流れるなんて素敵だなあと思い、時間があれば別山まで足を延ばしたいと思っていました。


時間は12時半。
最終バスは17時5分。コースタイムだけ見ると歩けないことも無さそう。
ただ、景色は真っ白です。
どうしようかと迷っていたところ、大汝山でお話しさせてもらった愉快なオニーサンたちが別山に旅立っていきました。


「時間は大丈夫やわ。あとは自分(の気持ち)やな。」

そうですよね、どうしようかなあ。



空の上の方には分厚い雲がチラリと見えます。
あれはなかなかどかなさそう。
天気予報は午後から曇り。

何も見えないところを歩いてもなあ。
12時45分までにガスが晴れる気配がなければ下山することにして待ったのですが、やはり辺りは真っ白のまま。


潔く下山します!
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下り始めて少し経ってから疲労感がじわりじわりと湧いてきました。
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思ったより疲れていたことが分かり、下山を選択して正解でした。
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ふと風が止んで、何気なく振り返ったら、ガスが音もなく稜線へ吸い込まれていくのが見えました。
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あまりにも静かで、なにか無音の映像を見ているような錯覚に。
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あ、ハイカーがいる・・・そう我に返ったときに、また風が唸り始めて、足元には錦の山肌。
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視界が遮られて残念だなあと思っていたのですが、風と雲でよりドラマチックな世界を覗くことができました。
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最後はガレガレの滑る道を歩いたら大走りは終了。
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ふ~。結構長くて疲れました。
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本日2個目の栗きんとんを頬ばっていると、別山へ向かったはずのオニーサンたちも同じ道で下山してきました。
時間切れでエスケープしたとのことで、それを聞いた私はやっぱり下山を選んで正解だったと自分の判断に満足。
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9月はさっぱり山歩きができなかったけれど、今日1日の景色でかなり楽しめたよね。
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さっきまで歩いていた稜線を振り返って頷いたら、あとはのんびり室堂まで戻るだけ。
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とはいえ、ここからは地味に長い登りが続きますので下山したと勘違いしてしまっている頭と体ではなかなかしんどい。
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徐々に増えていく観光客にまじって景色を楽しみながら歩いて
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14:50
室堂に到着!

提示のバスは満員で出発してしまいましたが、人数が揃い次第臨時便が発車しますので、それほど待たずに立山駅へ戻ることができました。





日帰り山歩きかあ

と少しガッカリしていたのが正直なところ。

でも、ぐるりと周遊して、そんな考えは吹っ飛びました。



立山って凄い。


尾瀬も苗場山もすごく素敵なところだった。

でも、アルプスはやっぱり別格なんですね。
全国に留まらず、海外からハイカーがやってくるのも頷けます。


そして、自分がとても良いところに住んでるんだなあということも改めて実感。

立山日帰りって、なんて贅沢なんだろうか。




せっかくの連休に縦走ができなくて残念でしたけど、雨マークだらけの予報の中で比較的良い天気の日に3回も山歩きができたので満足しました。



今週末がラストチャンスですかね。
ピーカンに晴れたらどこの山も激混みなんでしょうけど~・・・はてさて、天気予報は雨マークが並んでます。

奇跡の回復を願って数日を過ごしたいと思います♪♪

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by asaasa32 | 2016-10-03 22:46 | 山歩記録
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