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常念岳 その2

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世界は大きくて、私は小さい。





常念岳(長野県松本市、安曇野市)2857m
2016年8月13、14日




その1はこちら



午前3時頃、周囲の物音で目が覚めました。
あんなに昼寝して、夜も熟睡していたのにまだ眠たい。

とりあえずチラリと空を見てみたら、満天の星空がそこにありました。
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こんな写真しか撮れず・・・以前高見石小屋で星空の撮り方を教えてもらったのですがウロ覚え。こんな感じだった気がするな~と試してみた1枚です。

時々流れる星をぼんやり眺めていたら、「じゃあ準備して出発しようか」と声をかけられました。



あ、そういう話だったっけ。


・・・( ・∀・)


え~と


ちょっとめんどくさいかも(←笑)


山頂でご来光って、別にご来光はどこで見ても同じでしょう。
山頂というロケーションにこだわるかどうかでしょう。


寒いし暗いし全然行きたくない。


「山頂ご来光はどっちでもいい。」


そう言って、出発は明るくなってからにしてもらいました。


そうと決まったら、ご来光まで二度寝です。
テントを畳む音やガスバーナーの音、ひそひそ声。出発の準備をする音を聞きながら暖かいシュラフの中でゴロゴロするのが好きです。

1時間ほどウトウトしてから、身支度をして軽く食事をとって、ようやくテントの外へ。
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もうすぐ夜明け。
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出発する人と私のようにのんびり過ごす人とさまざま。
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さっきまでは同じ場所で寝静まっていたのに、夜明けとともに別々の旅に出るんだなあと思うと少し寂しさを感じたり、これから始まる1日への期待を感じたり。
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徐々に明るくなっていく周囲を眺めながらそんなことを考えていると、東の方から雲が湧きあがってきました。
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こちらに迫ってくるそれは、槍穂高側から吹く強い風に阻まれて、まるで生き物のよう。
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このまま隠れてしまうかなと心配したのですが、いよいよ太陽が出るという瞬間に、さっきまでの雲が嘘のように消えました。



そして夜明け。
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1日の中で最高にポジティブな瞬間。
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その強烈な光と熱量に触れたら、自分の中で足りなかったエネルギーが満ちてくるような、そんな感覚になりました。
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もう少し。あと何回かこの瞬間に立ち会えたら満タンになる気がする。
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ご来光を見たら常念岳へ向かいますよ~(´∀`)♪
5:30
出発でーす♪
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常念岳の山頂へ。
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1時間ほどなので、ほぼ空身で行きました。
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持ち物は、肩掛けのバッグに財布と日焼け止めとオヤツ。ナルゲンボトルは肩紐に通して。
ウェアは暑くなっても風を通すフリースで。軽いって素晴らしい~♪
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じぐざぐのトレイルを写真を撮りながらのんびり歩いていきます。
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この景色!!
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辛いと思っていた常念岳の登りは、この絶景のおかげで楽しさしか感じません。
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山頂ご来光だと暗い中歩くことになっちゃうんだよね。
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全然楽しくないしモッタイナイ。
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明るくなってからの山頂アタックで正解だったな~(*´m`)♪


「ああ~もうすぐ着いちゃう」


そんな名残惜しい気分で

6:30
山頂到着!
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山頂は360度の眺め!
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赤い屋根の小屋までくっきりと見えています。
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涸沢も小屋はもちろん、トレイルまで。今あそこを歩いているハイカーがたくさんいるんだろうな。
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乗鞍岳と御嶽山
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蝶ヶ岳。小さくテント場も見えています
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ちょうど去年のこの時期にソロテント泊で行ったんだっけ。あの時にみた常念岳がとてもとても立派だったので、まさか1年後にここに立っているとは思ってもいませんでした。

蝶ヶ岳への縦走路は予想に反して、大キレットを思いおこさせる激しい道。
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なかなかですよね~。
うーん。
蝶ヶ岳と常念岳を単体で登ってしまった今となっては、この縦走路を歩く日が来るのか疑問です。そう思うと、ここは一緒に歩いちゃった方がいいのかもしれませんね。

山頂南側の風が当たらない場所でおやつタイム♪
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今回はファミリーマートのフロランタンでございます。
スイーツはこだわりたい・・・と思いつつも、いまだコンビニにお世話になっております。手軽で美味しいんです。

最後に双六方面を見納め。
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多分どこかに来月予定している山が見えてるんだと思うのですが・・・ちょっとよく分からず。もしかして見えてないのかも?
とりあえずガン見しておきました。


7:15
テントに戻りまーす♪
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登っているときはあまり感じなかったけれど高度感があるトレイルをのんびり下山。
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隣に大絶景があるのでまるで足が進みません。
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何度も何度も立ち止まりながら歩いて
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8:00
常念小屋へ到着!
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常念小屋はなかなかに厳しくて、小屋のトイレは宿泊客のみ。外来者やテント泊者は使用できません。玄関から先も入れません。誰か悪さでもしたんかな。
なのでTシャツや手ぬぐいのお土産類、パンやお菓子の軽食類などは玄関先から遠目にじっと見るしかありませんでした。
見たところ種類も少ない感じだったので、常念小屋でお菓子買えばいいや~という私のようなズボラハイカーは困っちゃうかと思います。

ペプシと迷ったけど、やっぱりこれでしょう!
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カンパーイ(´∀`)
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グラスの中をよく見てみて。逆さ槍がありますよ~♪ナンチャッテごめんなさいね。
槍穂高を眺めながらグビグビ飲んだら撤収です!
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良いテント場でした。
テントから顔を出したら槍穂高が目の前なんてすごく贅沢ですよね。テント場からすぐのポイントが360度の絶景という蝶ヶ岳のテント場も好きですが、こちらも捨てがたい。次回はもう少し上の段に張ろうかなあと思います。今回はトイレまで丸見えだったので、そこだけが残念でした。
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9:15
下山開始です。
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一の沢へ。
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振り返った常念岳はやっぱり大きい。でも大丈夫。見た目よりは登りやすいです♪
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常念岳が見えなくなったらガスの中。
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ギャップが激しすぎる( ・∀・;)
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さっきまで絶景を見ていたのに、あれは幻だったのかなと思うほどガスが深いです。
登ってくるハイカー達は稜線に出たら驚くだろうなあ。
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胸突八丁を抜ければ沢沿いを緩く下りていきます。
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久しぶりのテント泊装備なので、足腰に優しくてありがたい。
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のんびり歩いて
12:10
登山口へ到着~♪
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あとは林道を下って駐車場へ戻るだけ。

温泉は常念坊へ。
常念岳に登って常念坊に入りたいという仲間のリクエストです。こじんまりして空いていて良い温泉でした。


先週までは日帰り装備で肩が痛くなってしまっていたので、このテント泊が無事終わるのか少し不安でした。
テント場に辿り着かず、胸突八丁でギブアップすると本気で思っていました。

でも終わってみれば、体調も気持ちも全然問題なく最後まで担ぐことができて自分でもビックリです。

山からパワーを貰ったのかなあなんて♪



歩きやすくてテント場は絶景。

食わず嫌いはよくないですね。
当初のイメージとは正反対の良い山で、リピートしたい場所の一つとなりました。


一の沢から登るのでしたら、歩きやすくほどよい行動時間なので、初めてのテント泊やシーズン序盤の足慣らしに良いのではないかと思います。


どこにしようか迷っているのでしたらオススメですよ~♪♪
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次は笠ヶ岳!
小屋泊のトレーニングのために、常念岳テント泊ってちょっと変だよね(笑)
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by asaasa32 | 2016-08-16 22:35 | 山歩記録 | Comments(14)
Commented by tukinobo at 2016-08-17 09:23
これほどの上天気でしたか、いやいや、
山頂の絶景は圧巻、うらやましい。

常念小屋は2012年に初泊まり、2回目は大天荘泊まりの
ときに下山時の休憩でよりました、そのときは中テーブル
でも休憩できたのよ。食べものの注文はしたけれど。
その後、イロイロきっとあるのね。

常念岳はあずみ野が舞台の朝ドラ、『おひさま』で
主人公が常念岳に遠足に出かけるのです。
遠足にでかけているあいだに、母親(原田知世)が
亡くなってしまうのよね。
それで興味を持った山です。ミーハーな興味だったので
大変な山とはつゆとも思わず。
一の瀬登山道はとても楽しい記憶が残っています。

Commented by yamamihochoco at 2016-08-17 12:56
ああぁ…なんて素敵な景色の数々!
シェアしてくださってありがとうございます。

夜明け前のグラデーションや晴天の山頂!
素晴らしすぎる眺め!!

そしてそして、ファミマのフロランタン!!
私も実はお気に入りで、今週の富士山のご褒美スイーツとして
用意してました(*´艸`*)嬉しくてつい。

一の沢からのコースなら初心者の私にも行けそうです!
早速候補に♪
来週の登山も楽しみにしています!!
Commented by hibikorekouji2-2 at 2016-08-17 21:01
空の青さが、広さが、全てが違うんです。
私が今まで見てきたものとは!
夢は広がってます(*´▽`*)
その前に体力だろ!!と言われそうだけど^^;
夢は大きく、ですよね~(^_-)-☆

最後の1枚に、思わず「なんじゃ、こりゃ」(by 松田優作)って言葉が浮かびました。
( 昭和の人なもので^^;; )
日本とは思えない光景にビックリ!


Commented by asaasa32 at 2016-08-17 22:09
tukinoboさん、こんばんは♪

お天気に恵まれて、良い山旅ができました♪

気持ちって大きいですね。
tukinoboさんは最初からポジティブなイメージで登られて楽しい記憶になったのですね。
私は「大変そう!」という先入観で途中までは不安でいっぱいでした。
終わってみれば、楽しいトレイルだったなあという感じなので、次回は最初からめいっぱい楽しみたいです(´∀`)

小屋の中ですが、軽食のテーブルは使えそうでしたけど、靴を脱ぐような場所は立入禁止になっていました。掃除中にいたっては全員立入禁止の看板で・・・テント泊者も増えていますしきちんと区別されているのでしょうね。
Commented by asaasa32 at 2016-08-17 22:12
yamamihochocoさん、こんばんは~!

ファミマのフロランタン美味しいですよね~私もリピート中です(*´m`)♪

ありがとうございます!
私もこうして良い景色をお届けできてうれしいです♪
実際の景色はもっと素晴らしいので・・・ぜひ候補に!
一の沢コースは本当に歩きやすいので初めての小屋迫やテント泊にオススメしたい山です。


富士登山今週なんですね!
どんな山旅になるのかレポ楽しみにしています♪
お気をつけて行ってらっしゃいませ!よい山旅になりますように(´∀`)♪♪
Commented by asaasa32 at 2016-08-17 22:21
hibikorekouji2さん、こんばんは♪

ふふふ♪
「なんじゃ、こりゃ」ですよね(*´m`)♪
雲海の上を歩いて地平線(雲平線??)を見ていたら、宇宙みたいだなあ、宇宙に近いなあ、なんて思ってしまいました。

hibikorekouji2さん、世の中には『ロープウェイ』とか『ゴンドラ』という大変便利な乗り物があります。私は大好きな乗り物なんですが(笑)、お手軽にこんな景色を楽しめる場所もありますので、夢とおっしゃらずにぜひぜひ行ってみてくださいね(´∀`)
Commented by 郡上っ子はざこ at 2016-08-17 23:03 x
羨ましすぎます…の後半レポです。
ありがとうございますです。
絶対に初秋行きます、行ってみせますです!

ぢつは自分も゛山頂の御来光゛にソンナニです。

グラスの逆さ槍はステキです!

またの山歩きレポ楽しみにしてます!(^^)!
Commented by asaasa32 at 2016-08-18 14:05
はざこさん、こんにちは!

暗い中歩くのが好きではないので、つい山頂ご来光はパスしちゃいますね〜^^;
あと狭い山頂で身動き取れないのも好きではなくて…あっちもこっちも自由に眺めたいですよね♪

おお!
やった〜♪自分のプレゼンが成功したみたいな気分です(笑)
初秋の常念岳を楽しんできてくださいね〜(≧∇≦)

逆さ槍いいですかね♪
しょーもな〜って思われるだろうなあと想像していたので、楽しんでいただけて良かったです♪
Commented by jima at 2016-08-19 20:08 x
こんばんは、
常念岳登頂おめでとうございます。
素晴らしい景色を堪能させていただきました。
私の常念でテン泊しましたが、外のトイレは中々ですね。
それにしても素晴らしいい写真の数々、ありがとうごいました。
Commented by asaasa32 at 2016-08-21 17:29
jimaさん、こんにちは!

嬉しいお言葉ありがとうございます!
すっかり常念岳がお気に入りになってしまいました〜♪
季節を変えてまた訪れたいです( ^ω^ )♪

あのトイレなかなかですかね⁇
仲間もそう言って入るのを嫌がってましたが、私はそれほどでもなく…^^;
外の簡易トイレならこんなもんかなあなんて普通に入ってました〜。
デリケートじゃない自分に若干ショックを受けています(笑)
Commented by taka at 2016-08-22 22:36 x
こんばんは。
ご無沙汰してます。
常念岳良いですよね。
てっきり蝶ヶ岳からの縦走だと。
蝶ヶ岳でテン泊して空身で常念岳ピストンは楽ですよ。
穂高を見ながら歩くのは最高に贅沢ですよね。
スキルも体力も有るのでまた試してみて下さいね。
またレポ楽しみにしてますね。
Commented by asaasa32 at 2016-08-23 22:22
takaさん、こんにちは。お久しぶりです!

今シーズン初のテント泊ということで、今回は常念岳オンリーで行きました。

なるほど、空身でピストンもアリですね〜♪
常念から大天井のトレイルも気になりますし、あの山域は槍穂高の眺めが最高ですね( ^ω^ )

蝶ヶ岳は、山バッジ(蝶の形のやつです)をゲットしにもう一度訪れたいので、またいつかの山旅の候補にとっておきます♪♪
Commented by mikko at 2016-08-24 13:30 x
『週末は雲の上におります』なんて素敵な言葉から始まった山レポをワクワクしながら読み進めました~
乗越に乗り上げるまで槍穂の眺望は見えないので稜線に着く直前はドキドキしますよね。
到着した瞬間に目の前に飛び込んでくる常念小屋の赤い屋根と槍のトンガリの風景は感激するのでぜひ!
こんなにお気に入りになっていらっしゃるのでもちろん再訪しますよね。。。

テント場のトイレは「え!?たったひとつ!!」って朝のトイレ渋滞が心配になったのを覚えています。

ぶどうジュースの中の槍ヶ岳素敵です!
ジュースじゃなくてシャンパンと思いこむとますます素敵に見えてくるよ!(笑
Commented by asaasa32 at 2016-08-27 21:23
mikkoさん、こんばんは♪

やっぱり常念山脈は稜線に上がったときの『穂高ドーン!!』が欠かせませんよね♪
燕岳と蝶ヶ岳では見ることができたので、常念岳は季節を変えてぜひともリベンジしたいと思います(*´m`)♪
すごく気に入っちゃいました♪♪

シャンパンいいですね~!
じゃあこれはぶどうジュースじゃなくてシャンパンということで(笑)

2つあるテントサイトにそれぞれ3つありましたよ~。
テント泊者も多いですしありがたいことですね♪
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