<< 山での贅沢品 常念岳 その1 >>

常念岳 その2

b0213806_0194433.jpg

世界は大きくて、私は小さい。





常念岳(長野県松本市、安曇野市)2857m
2016年8月13、14日




その1はこちら



午前3時頃、周囲の物音で目が覚めました。
あんなに昼寝して、夜も熟睡していたのにまだ眠たい。

とりあえずチラリと空を見てみたら、満天の星空がそこにありました。
b0213806_2110251.jpg

こんな写真しか撮れず・・・以前高見石小屋で星空の撮り方を教えてもらったのですがウロ覚え。こんな感じだった気がするな~と試してみた1枚です。

時々流れる星をぼんやり眺めていたら、「じゃあ準備して出発しようか」と声をかけられました。



あ、そういう話だったっけ。


・・・( ・∀・)


え~と


ちょっとめんどくさいかも(←笑)


山頂でご来光って、別にご来光はどこで見ても同じでしょう。
山頂というロケーションにこだわるかどうかでしょう。


寒いし暗いし全然行きたくない。


「山頂ご来光はどっちでもいい。」


そう言って、出発は明るくなってからにしてもらいました。


そうと決まったら、ご来光まで二度寝です。
テントを畳む音やガスバーナーの音、ひそひそ声。出発の準備をする音を聞きながら暖かいシュラフの中でゴロゴロするのが好きです。

1時間ほどウトウトしてから、身支度をして軽く食事をとって、ようやくテントの外へ。
b0213806_0205064.jpg

もうすぐ夜明け。
b0213806_021259.jpg

出発する人と私のようにのんびり過ごす人とさまざま。
b0213806_0211584.jpg

さっきまでは同じ場所で寝静まっていたのに、夜明けとともに別々の旅に出るんだなあと思うと少し寂しさを感じたり、これから始まる1日への期待を感じたり。
b0213806_0212588.jpg

徐々に明るくなっていく周囲を眺めながらそんなことを考えていると、東の方から雲が湧きあがってきました。
b0213806_0213763.jpg

こちらに迫ってくるそれは、槍穂高側から吹く強い風に阻まれて、まるで生き物のよう。
b0213806_0215399.jpg

このまま隠れてしまうかなと心配したのですが、いよいよ太陽が出るという瞬間に、さっきまでの雲が嘘のように消えました。



そして夜明け。
b0213806_022463.jpg




1日の中で最高にポジティブな瞬間。
b0213806_0221715.jpg

その強烈な光と熱量に触れたら、自分の中で足りなかったエネルギーが満ちてくるような、そんな感覚になりました。
b0213806_0224766.jpg

もう少し。あと何回かこの瞬間に立ち会えたら満タンになる気がする。
b0213806_0225953.jpg




ご来光を見たら常念岳へ向かいますよ~(´∀`)♪
5:30
出発でーす♪
b0213806_023171.jpg

常念岳の山頂へ。
b0213806_0235770.jpg

1時間ほどなので、ほぼ空身で行きました。
b0213806_0241392.jpg

持ち物は、肩掛けのバッグに財布と日焼け止めとオヤツ。ナルゲンボトルは肩紐に通して。
ウェアは暑くなっても風を通すフリースで。軽いって素晴らしい~♪
b0213806_0242896.jpg

じぐざぐのトレイルを写真を撮りながらのんびり歩いていきます。
b0213806_0244114.jpg

この景色!!
b0213806_0245546.jpg

辛いと思っていた常念岳の登りは、この絶景のおかげで楽しさしか感じません。
b0213806_0252059.jpg

山頂ご来光だと暗い中歩くことになっちゃうんだよね。
b0213806_026464.jpg

全然楽しくないしモッタイナイ。
b0213806_02619100.jpg

明るくなってからの山頂アタックで正解だったな~(*´m`)♪


「ああ~もうすぐ着いちゃう」


そんな名残惜しい気分で

6:30
山頂到着!
b0213806_0264395.jpg

山頂は360度の眺め!
b0213806_0285114.jpg

赤い屋根の小屋までくっきりと見えています。
b0213806_029588.jpg

涸沢も小屋はもちろん、トレイルまで。今あそこを歩いているハイカーがたくさんいるんだろうな。
b0213806_0293732.jpg

乗鞍岳と御嶽山
b0213806_029188.jpg

蝶ヶ岳。小さくテント場も見えています
b0213806_0272752.jpg

ちょうど去年のこの時期にソロテント泊で行ったんだっけ。あの時にみた常念岳がとてもとても立派だったので、まさか1年後にここに立っているとは思ってもいませんでした。

蝶ヶ岳への縦走路は予想に反して、大キレットを思いおこさせる激しい道。
b0213806_0274313.jpg

なかなかですよね~。
うーん。
蝶ヶ岳と常念岳を単体で登ってしまった今となっては、この縦走路を歩く日が来るのか疑問です。そう思うと、ここは一緒に歩いちゃった方がいいのかもしれませんね。

山頂南側の風が当たらない場所でおやつタイム♪
b0213806_0281746.jpg

今回はファミリーマートのフロランタンでございます。
スイーツはこだわりたい・・・と思いつつも、いまだコンビニにお世話になっております。手軽で美味しいんです。

最後に双六方面を見納め。
b0213806_029495.jpg

多分どこかに来月予定している山が見えてるんだと思うのですが・・・ちょっとよく分からず。もしかして見えてないのかも?
とりあえずガン見しておきました。


7:15
テントに戻りまーす♪
b0213806_030117.jpg

登っているときはあまり感じなかったけれど高度感があるトレイルをのんびり下山。
b0213806_0311742.jpg

隣に大絶景があるのでまるで足が進みません。
b0213806_0304614.jpg

何度も何度も立ち止まりながら歩いて
b0213806_0313777.jpg

8:00
常念小屋へ到着!
b0213806_0315070.jpg

常念小屋はなかなかに厳しくて、小屋のトイレは宿泊客のみ。外来者やテント泊者は使用できません。玄関から先も入れません。誰か悪さでもしたんかな。
なのでTシャツや手ぬぐいのお土産類、パンやお菓子の軽食類などは玄関先から遠目にじっと見るしかありませんでした。
見たところ種類も少ない感じだったので、常念小屋でお菓子買えばいいや~という私のようなズボラハイカーは困っちゃうかと思います。

ペプシと迷ったけど、やっぱりこれでしょう!
b0213806_03273.jpg

カンパーイ(´∀`)
b0213806_0322328.jpg

グラスの中をよく見てみて。逆さ槍がありますよ~♪ナンチャッテごめんなさいね。
槍穂高を眺めながらグビグビ飲んだら撤収です!
b0213806_0323546.jpg

良いテント場でした。
テントから顔を出したら槍穂高が目の前なんてすごく贅沢ですよね。テント場からすぐのポイントが360度の絶景という蝶ヶ岳のテント場も好きですが、こちらも捨てがたい。次回はもう少し上の段に張ろうかなあと思います。今回はトイレまで丸見えだったので、そこだけが残念でした。
b0213806_0325667.jpg

9:15
下山開始です。
b0213806_033127.jpg

一の沢へ。
b0213806_03326100.jpg

振り返った常念岳はやっぱり大きい。でも大丈夫。見た目よりは登りやすいです♪
b0213806_034525.jpg

常念岳が見えなくなったらガスの中。
b0213806_0341772.jpg

ギャップが激しすぎる( ・∀・;)
b0213806_0343081.jpg

さっきまで絶景を見ていたのに、あれは幻だったのかなと思うほどガスが深いです。
登ってくるハイカー達は稜線に出たら驚くだろうなあ。
b0213806_0344113.jpg

胸突八丁を抜ければ沢沿いを緩く下りていきます。
b0213806_0345472.jpg

久しぶりのテント泊装備なので、足腰に優しくてありがたい。
b0213806_035922.jpg

のんびり歩いて
12:10
登山口へ到着~♪
b0213806_0352012.jpg

あとは林道を下って駐車場へ戻るだけ。

温泉は常念坊へ。
常念岳に登って常念坊に入りたいという仲間のリクエストです。こじんまりして空いていて良い温泉でした。


先週までは日帰り装備で肩が痛くなってしまっていたので、このテント泊が無事終わるのか少し不安でした。
テント場に辿り着かず、胸突八丁でギブアップすると本気で思っていました。

でも終わってみれば、体調も気持ちも全然問題なく最後まで担ぐことができて自分でもビックリです。

山からパワーを貰ったのかなあなんて♪



歩きやすくてテント場は絶景。

食わず嫌いはよくないですね。
当初のイメージとは正反対の良い山で、リピートしたい場所の一つとなりました。


一の沢から登るのでしたら、歩きやすくほどよい行動時間なので、初めてのテント泊やシーズン序盤の足慣らしに良いのではないかと思います。


どこにしようか迷っているのでしたらオススメですよ~♪♪
b0213806_0283536.jpg

次は笠ヶ岳!
小屋泊のトレーニングのために、常念岳テント泊ってちょっと変だよね(笑)
[PR]
by asaasa32 | 2016-08-16 22:35 | 山歩記録
<< 山での贅沢品 常念岳 その1 >>