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鳳凰三山 その1

鳳凰三山はきのこの山
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縦走の余韻覚めやらぬその週末、今度は南アルプスに行ってきました。




鳳凰三山(山梨県南アルプス市、韮崎市、北杜市)2841m
2015年9月26、27日





夜叉神峠登山口は、登山口までのアクセスが遠いうえに、テント場がちょっと手前にあるため三山周遊するにはロケーションがイマイチ。

ドンドコ沢は登山口までのアクセスは良いけど、そのハードさは噂でちらほら聞いている。


じゃあ残りの御座石温泉登山口からだ!と、よくよく調べずに26日土曜日朝7時過ぎに登山口へ到着。
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着いた瞬間に、「やっちまったか・・・」と思ってしまいました。
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とにかく車が少ない。

シルバーウィーク明けで少ないのか、もともと人があまり登らないマイナールートで少ないのか。

危険な匂いがプンプンします。


ド、ドンドコ沢の方が良かったのかな!?


今回の山仲間に慌てて聞いてみる。


「うーん、滝はあるんだけど登山道から離れてて、疲れもあるしわざわざ見に行かなかった」とのこと。

ドンドコ沢ってそんなに大変だったかなあ?という言葉はスルーです。
折立から太郎平小屋までの道のりを“最初の1時間半頑張れば、後は木道をダラダラ歩くだけ”と言った張本人ですから鵜呑みにすると大変な目に合います(笑)
体力差があるから仕方ないんですけどね~


滝見ないんだったら、どっちでも同じな気がする。

まあいいか、とそのまま出発することにしました。
8:00
御座石温泉登山口出発!
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すぐに鬱蒼とした山の中へ入っていきます。
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しばらく登ったらのどかな雰囲気に。
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きのこを観察したり、コンコンとキツツキが木を掘る音を聞いたり
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1時間ほどのんびり歩いていくと今度は林道のような場所に出ました。
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治水工事などで使っている林道でしょうか。一瞬青木鉱泉の方へ抜けてしまったのかと焦りますが大丈夫。
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ここから2時間半、怒涛の急登が始まります。
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もうこれが本当に嫌になるほどの急登で、急登具合としては同じレベルのものは他にもたくさんあるとは思うのですが、いかんせん展望が一切ないのがキツイ。
いや、あるにはあったのですが・・・
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うーん、晴れないねえ・・・。
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北アルプスの整備された登山道に慣れてしまった身には、南アルプスの足場の悪い登山道はなかなかハード。
おまけにこのトレイルは休憩ポイントがほとんどありません。
休憩できそうな場所を探しつつ登っていたら、いつのまにか登山口を出発して2時間半ほど経過していました。

ぶっ通しで歩けていることに自分でもびっくりです。
今までは一時間に一度は休憩していたのに結構体力ついた?

「私もちょっとは担げるようになったかな~」

と控えめに言ってみたら、「いやいやスゴイよ。」と褒めてもらえました。


そうか。ムフフ、良い気分だな。

前回の縦走中は抜かれることはあっても追い抜くことはなく、スタコラと去っていくハイカーを後ろから眺めるばかりでした。私たちよりも断然長い距離を縦走しているハイカーばかり。
自分なんてまだまだだと思っているので、面と向かって褒められると嬉しいものでした。





さて、登れども登れども、どこにも着きません(笑)

登山道の先を見上げては溜息をつく。
お互いのシルバーウィークの山旅を報告しあったりして気を紛らわすのですが・・・



アカン。

この道は登っちゃダメな道だ。
歩いたことないけど、みなさんにはドンドコ沢か夜叉神峠から入ることをオススメします。

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急登が始まって2時間半、コースタイムどおりようやく最初の休憩ポイントが現れました。
11:20
燕頭山到着
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山頂といっても展望はありません。
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幻想的な雰囲気の中、ベンチに座ってしばし放心状態。


蝶ヶ岳の登りもこんな風に樹林帯でキツかったけど、これほどじゃあなかったなあ。

ハイカーが多くて気が紛れていたんだろうか。


駐車場で見かけた5人グループが到着したので入れ替わるように私たちも出発。
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本日これまでに出会ったハイカーは、この5人グループと私たちを追い越していったソロのオニーサンのみ。
本当に少ないです。
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とりあえず急登は終わり、あとは比較的緩やかなので楽になるはず・・・
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なのですが、確かに斜度は緩みましたけど辛さは変わりません。
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なぐさめは、紅葉してきた木々と足元のきのこだけ。
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あ~連休中にあんなにガッツリ歩いたのに、またなんで今日もこんなに頑張っているんだろうか。


ふと、黒部五郎岳を一緒に旅した仲間は、この週末に五色ヶ原に行くと言っていたことを思い出しました。

「立山で五色ヶ原に行く人たちを見送って、私たちは雷鳥沢キャンプ場でのんびりするのもアリだったよねえ」
温泉もあるしさあ。と何気なくつぶやくと



「自分はそれでも全然良かったよ」ですって!



ええ~なんだ!


「なんで言ってくれんかったのー!!」叫ぶ私。
雷鳥沢良いなと思ったけれど、交通費もかかるし全然歩かないし、ちょっと申し訳ないかなと思って言い出せなかったのです。
それは相手も同じだったようで、私ががっつり歩きたがっていると思っていたんだとか。


ガーン・・・たてやま・・・


「立山だったらもう今頃は室堂に到着してるよね。」

「うん、テント建てて飲んだくれてるよね・・・。」


もう頭の中は立山のことでいっぱい。
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そんなとき、前方からソロのオニーサンが軽やかに下りてきました。


思わず「上どうですか?」と訊ねてみると、それはそれは嬉しそうに満面の笑みで「めっちゃ良いですよ!」と興奮した様子。

ここはガスの中に入っちゃってるけど、上の方は青空で紅葉もすごいし富士山が雲海から顔を出していて無茶苦茶綺麗ですよ!!


オニーサンの言葉に、延々と続く登りに疲れ果てていた私たちのテンションは一気にアップ。

立山じゃなくて正解だったね♪

ウキウキと歩き進むのですが
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その後もまだまだ道は続き鳳凰小屋へはちっとも着きません。
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ガスが晴れる様子もなく、だんだんと先ほどのオニーサンの言葉を疑い始める2人。


いや、でもウソを言っていたようには見えなかったよね。

あのキラキラとした爽やかさが演技とは思えないよ。


なんとも失礼な私たちは、その後歩き続けてある結論に達しました。
ガスが晴れない原因。それは、“ガスが時間とともに私たちと一緒に上がってる”ということ。



ああ~!
やっぱり立山に行くべきだったのでは!?


お互いに、なぜ立山と言い出さなかったのかと責任をなすりつけ合いながら歩き
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ようやく
13:30
鳳凰小屋到着!
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鳳凰小屋のテント場は激混みでテントを張るのに区画整備が行われると聞いていたのですが、本日は人が少なかったせいか、好きなところに張ってくださいとのことでした。
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チャチャッと設営して着替えて、小屋のベンチに移動して


まだ14時過ぎですが・・・かんぱーい♪♪
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仲間に夕食を用意してもらっているので、私はおつまみ係として適当に食べられるものを持参。
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食べ方はお好みで♪
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うま~い。

うま~い!

ビールで乾杯した後はワインを飲みながら、まったり。

一緒に飲んでくれる人がいるだけで、お酒は美味しくてガブガブと飲めてしまうので不思議。
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飲みながらぼんやりしていたらガスが晴れてきました。
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紅葉してる!


御座石登山口からの登りは、今シーズン2番目くらいにキツクて(トップは折立からの登り・・・)、天気も良くないし一瞬来たことを後悔したのですが、こうやって山の中で景色を眺めながらノンビリ過ごしているだけで、それだけでただただ幸せだなあ~と感じます。

それは仲間も同じようで、テント泊時は14時くらいまでにテント場へ到着して飲んだくれるのが良いという意見で一致しました。
ただ飲みたいだけという・・・(笑)



来て良かったな~。



まったりと過ごしていたら、ちょうど到着したオトーサンが手にいっぱいのきのこを持って現れました。
小屋のご主人に手渡して仕分けをしてもらっています。
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食べられるきのこを切って中身を確認し、古いものは避けていきます。その手際の良さに私たちの目は釘づけ!!
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「めんどうだなあ」←笑
ぼそぼそと呟きながら、調理のためきのこを手に小屋の中へ入っていったご主人。

きのこは好きですが、味は淡白なものだと思っていました。
おすそ分けに頂いたきのこはもう絶品!!
風味と味がものすごくしっかりしていて、しかもシャキシャキで、こんなに美味しいものなのかと驚きました。

味付けは企業秘密だそう。
鳳凰小屋へ訪れるときは、きのこを採っていくのも楽しいかもしれませんね。
もちろん、ある程度の目利きは必要でしょうし、多分今日はお客さんも少なかったので良かったのかもしれません。




「ご夕食の準備ができました~」

小屋泊の方たちの夕食が始まったようです。
私たちもそろそろ夕食にしましょうか。
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今夜は鍋。寒くなってきたので、こういう温かい物が嬉しいです。
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真っ暗になるまで食べて飲んで、仲間が担ぎ上げてくれたワインを飲み干したら、歯を磨いて各自テントへ。


雲で星は見えず・・・明日は三山を周遊する予定。




晴れを信じて、おやすみなさい。



その2へ続く
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by asaasa32 | 2015-10-07 21:53 | 山歩記録 | Comments(2)
Commented by ぼの at 2015-10-08 00:38 x
こんばんわ(^^♪

え? 先日の縦走から再び山ですか! 凄いΣ(´∀`;)
鳳凰三山、南アルプスは未踏なんですが、知人(私の山歩きの師匠)によると、
中央や北に比べると「踏み倒されてないところがいい」とか。
彼ほどまだマニアックじゃないので、今のところは皆が良く行く山でいいのですが、
やはり南も気になっています(笑)。
しかし、急登なのに展望がないというのはちょっと酷ですね。
でも、きっと上まで登ればいい展望ですよね~。
そう期待しながら、次回のレポを楽しみにしています。
それにしてもキノコ、美味しそうでしたね♪
Commented by asaasa32 at 2015-10-08 22:52
ぼのさん、こんばんは!

えへ、連続で行ってきてしまいました♪
自分でも頭オカシイなと思います(笑)

確かに南アルプスは、渋好みする山が多いと聞きます~。南アルプスでも南部は特にハイカーも少なくて静かな山歩きが楽しめるそうですよ♪
私もまだまだマニアックの域に達していませんので未踏です。いつかは行ってみたいですね!

甲斐駒ヶ岳などはメジャーな山なのでオススメですよ~!
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