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蝶ヶ岳  その2

すべての苦労が報われる瞬間
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これがあるから、まだまだ山はやめられない。




蝶ヶ岳(長野県松本市、安曇野市)2677m
2015年8月8、9日




その1はコチラ



数ページ読んでは眠り、目が覚めたら、また数ページ読んでは眠り
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小腹が空いたら寝転んだままオヤツを食べて、読んで、また寝て・・・


家だったら自堕落な自分に少し罪悪感が芽生えるところですが、ここは山の上。こんなに頑張ったんだから、もっとダラダラしてモリモリ食べてもいいと思う。

ときおりテント内に入ってくる、ひんやりした風を感じながら、広々としたテントの中で過ごす至福の時間。
ヒュッテで受付をしているときは、部屋に案内されていくハイカーが羨ましく、これからテントを建てなくちゃいけない自分に少しガッカリしてしまったのですが、今となっては・・・ムフフ(*´m`)♪テントで正解だったな~♪


続々と到着したハイカー達がペグを打つ音を聞きながら、うつらうつら。
そのうちに、あちこちからバーナーの音が鳴り出して時間を見ると17時前。そろそろ夜ご飯にしてもいいね。


今夜は簡単お鍋。
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家にあった野菜を適当に持ってきました。1人分の鍋の材料だと、フリーズドライ食料と重さはそんなに変わらないんです。これからも定番のメニューになりそう。
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〆はワンタンとお昼に食べきれなかった梅シソおにぎりを投入。少し薄くなったスープに梅シソの風味が効いて美味しかった~!!

食後にテント場裏へ。
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雲で隠れてしまった穂高ですが、これはこれで幻想的な景色です。
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のんびり眺めながら夕焼けを待ちましたが、思ったよりも空は焼けず・・・
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雲の向こう側はすごく綺麗なんだろうなあと想像して一日の終わりを迎えました。







ふと目がさめたときに空をのぞいてみたら満天の星空!

もしかして、星空に浮かぶ穂高のシルエットが見れるんじゃないかとテントを抜け出して夜の散歩に出かけました。
風がほとんどない穏やかな尾根からは槍ヶ岳山荘や北穂高小屋の灯りが見えて、人の存在を感じながらも静かな世界が広がっています。


その穂高のさらに向こう側で稲光。音は聞こえずチカチカと光だけが確認できました。



カミナリ・・・



テント泊にあたり一番の心配事は雷でした。テント場と小屋の距離が近い蝶ヶ岳を選んだのも、万が一雷雨になったら小屋に逃げ込もうと思ったから。西から吹いてくる風に乗ってこちらへ来たらどうしよう・・・。ちょっとでもゴロッと鳴ったらすぐに逃げなくちゃ。


音が聞こえないほど遠いので大丈夫と思いつつも、テントに戻ってからも雷の音だけは聞き逃すまいと耳をすますのですが・・・


周囲から聞こえるのはイビキの音(笑)

あと飛行機の音。

もう雷なのかイビキなのか飛行機なのか分からん( ・∀・;)


まあ、いいか。大丈夫だよ絶対に。睡魔には勝てず、そのまま眠ってしまいました。







早朝3時頃から出発の準備をする人たちの音で目が覚めました。
みんな常念岳へ縦走するんだ。すごいなあ。
地平線がオレンジ色に染まる頃まで、シュラフにくるまってもう少し待ってから私も起床。
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空の高いところには月と星。
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まだまだ夜の世界。でも雲海の果てにはもうすぐ姿を現す太陽の存在感が強くなってきています。
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時間が経つにつれて、小屋からテントからたくさんの人が集まってきました。
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「雲海がすごいね。こんな良いコンディションなかなか無いよ」

ふと隣から聞こえてきた言葉に、そうか、今日はすごく良い日なんだと、ちょっと嬉しくなってニヤニヤしているうちにご来光の瞬間がやってきました。
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振り返るとモルゲンロート
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徐々に光が当たっていく山々を眺める。一瞬のこと。


予定では、今日、蝶槍を往復してから下山するつもりでした。



ああ、でももういいや。

蝶槍はまた今度でいい。

忙しく動き回るより、飽きるまでこの景色をずっと眺めていよう。



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飽きるまで・・・なんて、そんなの絶対来ない(笑)



のんびり眺めながら飲もうと思って淹れた紅茶は、いつのまにかすっかり冷めてしまっていました。


ごくごくと一気に飲み干してテント撤収。


7:35
名残惜しいですが下山です!
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まだまだ雲海が広がって、まるで海に浮かぶ島のようなトレイルを歩いたら
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あっという間に樹林帯の中へ。
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あとはひたすら下山するのみ。山頂とのギャップが激しい・・・( ・∀・;)
昨日あんなに苦労した魔の2400m台はあっけなく終わったけれど
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なぜか昨日より重く感じるザックと急な下りに苦戦。


足がだんだんと踏ん張れなくなってきます。力が入らないので、ゆっくり下りられない・・・。
ドスドスと不恰好に歩いているのが自分でも分かるほど。


登りが辛いところは下りも大変!!


プルプルと震える足を時々パシパシと叩きながらなんとか下山を続けます。
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まめうちだいらを過ぎた頃からは左足の裏にマメができたような違和感。マメがひどくならないうちに早く下山せねばという思いで一心不乱に下山を続けます。
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最後の水場“力水”で冷たい沢水を一気飲み!
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本当に力が湧いてきます。靴を脱いで足を浸したかったけど自粛。


ここまで来たらもう一息!
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足のプルプルは最高潮。マメももう限界。
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「イッテー!!」「ぐっ・・・」呻きながら最後の森を抜けて

10:30
登山口到着!!

やったぜ~(´∀`)
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登山口から20分ほどかけて林道と車道を歩き駐車場へ。



蝶ヶ岳ヒュッテでもらった「ほりでーゆ~四季の郷」の割引券を使って温泉に入り、のんびり車を走らせて17時頃岐阜へ到着!






初めてのソロテント泊は、天気にも恵まれたおかげで大成功に終わりました。



誰かと励まし合いながら登れたら楽なのに、とか

ごはんは誰かと食べたらもっと美味しいのに、とか

この絶景を分かち合える誰かがいたら良かったのに、とか


あげくの果てに、あまりの辛さに、ソロでテント泊なんてするもんじゃないな、とかとか。



いろいろと思ったりもしましたけど、今は辛いことは全部忘れてしまい、次にどこにテントを担いで行こうか考えてしまっています。



ひとり気ままに過ごす時間はやっぱり魅力的!!






ところで、女性でソロテント泊している人をほとんどみかけなかったのは意外でした。
見落としているのかもしれないけれど、私だけだったような・・・??

登りの道中と翌日の山頂でお話させていただいた方からは、「おひとりでテント泊ですよね。気合入ってますね!」と言われました。


き、気合・・・?

気合入ってるのか、そうか、そうだよね( ・∀・;)


いつもひとりのときは、いろいろな方から「頑張れよ!」と励ましてもらったりするので、それを期待していたのですが(笑)、今回は声をかけられることがほとんどありませんでした。

山域かなんかの違いかと思っていたのですが、もしかして、ひとりでテント装備を担いだ女なんてゴリゴリすぎてみんな若干引いてるのかもしれません(笑)



でも、またいつか行ってやるんだ~ムフフ(*´m`)♪
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by asaasa32 | 2015-08-13 20:58 | 山歩記録
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