<< 蝶ヶ岳  その2 今シーズン初 >>

蝶ヶ岳  その1

一人でテント泊ができること

テント場と小屋が近くであること

そこそこ人が多いこと

夏山を満喫できること



これらの条件から選んだ場所は・・・
b0213806_20141173.jpg




蝶ヶ岳(長野県松本市、安曇野市)2677m
2015年8月8、9日




3時過ぎに岐阜を出発し運転すること3時間半。6時50分頃に三股登山口の臨時駐車場に到着しました。
b0213806_20154578.jpg

この時間で臨時駐車場の空きはまだ数台ほどあり、大混雑のうえ路駐を覚悟していた私には少し拍子抜け。
本来の駐車場からは600mほど離れていますがそれくらいはどうってことないよね。
b0213806_20155613.jpg

ちなみに上の駐車場はもう満車。車が停めれそうな路肩も“路駐禁止”と描かれた三角コーンが置いてありましたので、登られる予定の方はお気をつけください。

臨時駐車場から本来の駐車場まで10分弱。そこからゲートをくぐって登山口まで15分弱。
b0213806_2016514.jpg

登山口を目指しててくてくと歩いていると、稜線らしきものが見えました。
b0213806_20161437.jpg

ここからあの高さまで登るんだ・・・あまりの遠さに気が遠くなりそうです。
いかんいかん!そういうことは考えちゃダメなのです。一歩ずつ歩いていれば、そのうち着くんですから(´∀`)

登山口で計画書を提出して


7:40
いよいよ、ソロテント泊の旅へ出発でーす!
b0213806_20163812.jpg

始まりはなだらかな緑の森から。
b0213806_20164716.jpg

重たいザックを担いでいるのに思わずニヤニヤとしてしまうほどの鮮やかなグリーンシャワーです。
b0213806_20165610.jpg

気持ちいい~来て良かった!
b0213806_2017459.jpg

いつもは、行くか行かないか直前になって不安になったり、いろいろと迷ってしまう私にはめずらしく今回の山旅は決意固く決行することができました。
b0213806_2017115.jpg

実は7月31日に夏休みをとって北穂高岳か白馬岳に行こうかと企んでいたのですが、頭痛・吐き気・体がダルイと絶賛夏バテ中だった私にはとてもとても山に登る体力も登山口まで運転する気力も残っておらず、山は中止にしてしまいました。
b0213806_2017216.jpg

そもそも天気予報も雨マークがチラチラと出ていて不安定っぽかったし・・・と思っていたのに、ふたを開けてみれば絶好の登山日和だったようで、キーッとハンカチを嚙みしめながら悔しさを紛らわせたのでした。
b0213806_20173138.jpg

きっと夏バテはエアコンをつけっぱなしで寝ていたせい・・・できるかぎりの対策はとろうと、ちょっと良い扇風機を購入し、アイス枕とヒンヤリマットも活用して体力回復に努め、迎えたこの週末はどちらも晴れマーク!私も元気いっぱい!ヨッシャー!!と勢い良くくることができました。

体調も良いし、緩やかな道が続いているおかげで順調に歩き
9:20
まめうちだいら到着♪
b0213806_20174746.jpg

水分補給と塩分補給、軽くおやつを食べて地図をチェックしたらすぐに出発します。
b0213806_20175687.jpg

まめうちだいらを過ぎると、少しうっそうとした雰囲気となります。しかも思ったよりもハイカーが少ない。
b0213806_20185797.jpg

熊出そう。今日に限って熊鈴を忘れました・・・。
b0213806_2019766.jpg

「すごいぬかるんでるな」「わー良い感じ!」
無駄につぶやきながら1時間ほど歩いたら視界が開けて常念岳が姿を現しました。
b0213806_20191669.jpg

三角形の形が特徴の常念岳。ピラミダルなその姿は素敵だけどあの登りはエゲツナイわ~( ・∀・;)
b0213806_20192541.jpg

さて、ここからが正念場。地図を見ると今までになく細かい等高線になっています。先行するご夫婦の「この先がすごくしんどかった気がする」という会話を私は聞き逃しませんでした。

やっぱり大変なんだ・・・
地図上ではあと1時間40分ほどの道のり。標高差は600mほど。
ここまでは順調でそこそこ元気に歩いてきましたので、いけるんじゃないかな~なんて思った私は蝶ヶ岳のことを全然分かっていませんでした。



行けども行けども・・・
b0213806_20193613.jpg

変わり映えしない景色とガレザレで歩きにくい道。

このエリアはみんな苦労するようで、ここにきてたくさんのハイカーを見かけるようになりました。

みんな休憩しながら登っているみたい。
私も・・・と思いながらも、休憩ポイントは人でいっぱいなのでついついスルー。
おまけにグループで登られている方たちには、道を譲っていただけてしまうのでこれが困りました。

道を開けていただいたからには通らないわけにはいかず、そうなると「は、早く登らねば・・・」とついつい頑張ってしまい、結果的になんだかものすごくガツガツ登っている人みたいになってしまうのでした。


ひーしんどいよ!


さっきから時間は5分も進んでいないし、標高なんて2400m台から全然変わっていない!
時計が壊れているんじゃないかと疑ってしまいました。


標高も上がってきたので余計にしんどいところだよなあと、ひたすらに足元だけ見ながら歩いていきます。
b0213806_20194674.jpg

トリカブトやハクサンフウロや名前の分からない黄色い花や、ちらほらと高山植物も現れはじめましたけど、ハッキリ言ってお花とかそれどころじゃない。


もうやだ、カンベンして・・・Σ(T▽T;)


何度目かにそう思ったとき、なんだか急に緑のトンネルから漏れる太陽の光が濃くなってきて
b0213806_20195669.jpg

あ、これはもしかして・・・やっと樹林帯から抜けられる感じなのかなと期待をこめて進んだら
b0213806_2020470.jpg

大滝山と蝶ヶ岳の分岐に到着!


長かった・・・常念岳が見えた蝶沢からの2時間弱が本当にキツイ。


燕岳の合戦尾根がアルプス三大急登っていうけれど、歩きにくさも合わせて考えるとこちらもなかなかのものでした。
b0213806_20201542.jpg

もうあとひとふんばり!
b0213806_20202373.jpg

最高にわくわくする瞬間(´∀`)
b0213806_2020312.jpg

空に向かって伸びるトレイルを歩いたら目の前には絶景が待っていました。
b0213806_20204050.jpg

本当にすごく近くで見えるんだ!ちょっと雲が多いけどそれでも十分な絶景です\( ・∀・)/

ひとり、ワーワー騒ぎながら歩いて

12:30
蝶ヶ岳ヒュッテのテント場到着!!
b0213806_2020566.jpg

やった・・・すごい達成感。
無事に辿り着いたとか、穂高が丸見えだとか、いろいろ感動もあるのですが、それより何より、もう登らなくていいんだと思うともう嬉しくてたまらん(笑)

ヒュッテで受付した後、奥の方の平な場所にテントを設営したらお昼ご飯としました。
b0213806_2021717.jpg

もうお湯を沸かすことすら面倒で・・・
ひんやり冷たくて甘いみつまめが疲れた体に沁みました。うう、美味しい・・・幸せ。゜(゜´∀`゜)゜。


ガツガツ食べて元気が出たらちょっとお散歩でもしましょうかね。

あ、というか山頂に行っておきましょうかね。
b0213806_20211788.jpg

テント場からイワツメクサがそこかしこに咲いている道を3分ほど歩いて
b0213806_20212490.jpg

山頂は常に賑やかで、ひとりきりの私にはちょっと居づらい雰囲気だったし、南の方面は雲やなんかでイマイチ視界が良くなかったので早々に退散。
b0213806_2142172.jpg

やっぱり眺めるとしたらこちらですよね!
b0213806_2143050.jpg

テント場の裏側辺りの適当な場所に座り込んでぼんやりと。
b0213806_21442100.jpg

ちょうど下に流れるのが梓川。だとすると涸沢への道はあの辺で、槍沢はあの辺で・・・すごいところを登ってたんだ。

奥穂から前穂もなかなか歩き応えがありそう。

大キレットなんて、なんであんな風にえぐれてるんだろう。あの辺を巻いていくこととかできないのかな。



あらためて自分が今まで歩いたトレイルの迫力に圧倒され、それを作った先人達の凄さに驚き、いつか歩くかもしれない未知のそれらに期待と怖さを感じます。



すごいなあ。



ずっと飽きずに眺めていられるのですが、さすがに少し眠たくなってきました。
まだ14時過ぎ。ちょっとテントでゴロゴロしようかな♪



テントを閉めきってしまうと暑いので網戸(?)にして。
b0213806_2145446.jpg

至福の時間。




しばしおやすみなさい。





その2へつづく
[PR]
by asaasa32 | 2015-08-12 20:25 | 山歩記録
<< 蝶ヶ岳  その2 今シーズン初 >>