鍋焼きうどんを食べて、できたら丹沢山まで行きたいぞー!!
とウキウキして乗り込んだ丹沢でしたが、撃沈して帰ってきたのでした。 関東の人たちって、めっちゃ健脚・・・( ・∀・) 鍋割山(神奈川県秦野市)1272m 2014年11月22日 計画段階でどうやら私はガセネタを持ち込んでしまったようで 行者小屋で一緒になった方たちに「塔ノ岳の小屋は激混み」と教えてもらったと思い込んでしまい、宿泊地は鍋割山荘に決定しました。 ところが出発2日前くらいに、「もしかして激混みは雲取山荘の方かも・・・」と自分の情報に自信がなくなってしまったのでした。 尊仏山荘と雲取山荘 塔ノ岳と雲取山 「全然違うよね!!」とつっこまれるも、私の“関東方面で知っている山”はこの2つくらい。行者小屋で聞いたときに「あっ知ってる知ってる」と思ったので、間違えても自分では納得なのです( ・∀・;) ごめんなさいなのですが、どのみち鍋焼きうどんが一体何時間でありつけるか分からない状況では、鍋割山荘宿泊にしておけば間違いありませんからヨシとしてください。(←おいおい) ちなみに計画書のコースは 寄バス停から鍋割山へ行き、鍋焼きうどんを食べてそのまま宿泊 2日目に塔ノ岳へ行き大倉尾根を下って帰る というもの。 せっかく遠くまで来たし、天気も良さそうなので丹沢山まで足を伸ばせたらいいな~と淡い期待を抱いて 8:40 新松田駅へ到着 軽く周遊をするので、駅周辺の駐車場に車を停めてバスで移動です! 30分ほどバスに揺られて到着した寄バス停から 9:50 憧れの鍋焼きうどんに向けて出発でーす♪ 鍋割山への標識はあるものの、登山道ではなく民家の中を歩き 茶畑の脇を通り抜けます。 一瞬私有地へ迷い込んでしまったかと心配になってしまいました。鹿の防護ネットをくぐったら登山道らしくなってきます。 どうやらバス停で一緒に下りたハイカー達は別の山へ行ってしまい、鍋割山へ向かうのは私たちくらいのようです。マイナールートなのかな~それにしては、めちゃくちゃ綺麗な登山道です。 広くて平らで石とかがゴロゴロしていなくて、とても登りやすい。 人が少ない理由はこの後すぐに分かるのですが、あまりの少なさに「私たちが山頂に到着する頃にはみんな帰った後で、ゆっくりできるんじゃないか」なんて都合の良いことを考えながら歩いて 11:30 櫟山到着 急にどこかの公園に来たような雰囲気です。 たくさんのススキに囲まれたのどかな山頂なので、ここまでのんびりピクニックでも良さそう(´∀`) 軽く行動食をとって進みます。 櫟山から30分ほど登った次のピークである栗ノ木洞を通り過ぎ、さあ!次は鍋割山だあ!!と思ったら 激下り!! 今まで登ってきたのがまったく無駄になるかのように下りていきます。 木々の間から見える向かいの山々。まさか鍋割山はあのどれか・・・??( ・∀・)キャー バス停に下りた時は全然山が見えなくて 「どこに1000m超える山があるんだろ~」なんて呑気なことを思っていました。 あったよ、あそこに( ・∀・;) どこまで下ってしまうか不安だったのですが 標高100mほどで済み、ひときわ鮮やかな紅葉を抜けると 12:45 ようやく二俣との分岐に到着! さっきまでの静けさが嘘のように、急にハイカーが増えました。カラフルなガールたちがいっぱい! そうか、あっちがメインルートなのか。 一山越えて着ちゃったよ。短い距離だけど結構足にキタよ。 でもせっかくの丹沢。より満喫できて良かったよね┐(´ー`)┌ あとは鍋割山をまっすぐ目指すだけなのですが、ここからが本当の正念場。 なかなかの急登をえっちらおっちら登っていきます。 登り始めてからの時間はそんなに経ってないけど、一山越えるというのはさすがに精神的にくるようで 同じ時間でもそのまま登りだけのときのほうが楽なのではないかなあと思ってしまいました。 あそこまで登ればあとはなだらかだよ! すれ違ったオトーサンの言葉に励まされて最後のひと登り! 14:10 鍋割山到着\( ・∀・)/ とりあえず、うどんだー!! ご主人が1人で切り盛りしているのかと思っていたら、どうやらボランティアらしきオニーサンが2~3人ほどお手伝いしていて、手際よくお客をさばいています。 ご主人のご機嫌も・・・忙しそうだけど普通な感じ。 オッケー♪ 無事鍋焼きうどんを注文し、5~10分ほどでGETできました(*´m`)♪ かぼちゃの天ぷらに半熟卵、油揚げとお葱、しめじに椎茸、エノキ、なめこまで!! ずるずるっ はふはふっ ヤケドしそうなくらいアツアツのうどんを、口の中いっぱいに頬張ります。 目の前には富士山 ほとんど見てない(笑) 私だけじゃないよね? 少し甘めのおつゆも美味しくて、ペロリとたいらげて大満足ですヾ(≧∇≦*)ゝ ふーっ 満腹満足♪ その場でごろりと寝転がって地図を眺めます。 今日来た道。二俣からの道。 標高は1000mほどでそんなに高くないけど、結構ハードだよね。どこから入ってもそれなりに時間がかかります。 明日は塔ノ岳、行けたら丹沢山まで。 私には1つだけ心に引っかかっていることがありました。 今夜の寝床。鍋割山荘の見た目。 うどんの注文に山荘へ入った瞬間、目がテンになりました。 薄暗い雑然とした部屋。壁にそって並べてあるどうみても「いつから干してないんだろう」的な布団。ふと上を見上げると低い天井の上も就寝スペースになっている様子。階段がないなあとキョロキョロと見回すと梯子が立てかけてあり、床はなにやらベニヤ板(そんなハズはなかろうが)を並べているような様相。 ここに泊まるのか! まじかっ( ・∀・;)!! カウンターの前には土鍋がこれでもかというほど積み上げられていて、これでは片付けたり掃除したりする暇なんてないよなあと納得です。 食事が美味しいと評判とはいえ、これは・・・もう少し元気だったら、これも楽しめたかもしれませんが、鍋割山までの道のりは少々疲れちゃいました。 ふかふかのお布団で寝たいかも・・・ ところが今回の山旅、私は便乗している身。なかなか言い出せません(笑) 宿泊の受付が始まるまで、山頂に置いてある周辺の山々が彫り込まれた円盤を見ながら過ごします。 「この辺りから歩いて来たんですよね」 「明日はここまでか~。丹沢山までそこそこ距離があるね。」 「ですね~」 「・・・私はここでもいいんだけどね」と今回のリーダーが指差している場所は「大倉」!! Σ(゚∀゚*) もしもし、それって今日の話ですか!? 「私、最初に山荘に入ったときに、どうしようかと思ったんですけど・・・」 目を合わせて2人で頷きました。 もう1人の仲間に帰ることを伝えます。うどんを完食した直後の彼女が「もう私満足。これで終わりでもいい」と言っていたのを私はしっかり聞いてました。 なーんだ。みんな一緒だったんだ。なかなか言い出せずモジモジしていたのでした(笑) 時刻は15時半。遅すぎる時間ですがどうしても帰りたい。 鍋割山荘に別れを告げて下山です!! 西日が差して黄金色に輝く登山道 とても綺麗だけどあまりゆっくりしていられませんのでさくさくと下ります。 下山は二俣・大倉方面へ。真っ暗になる頃には林道歩きになるはずなので危険は少ないと判断しました。 二俣のゲートを越えたあたりでほとんどのハイカーとお別れ。どうやらみなさん県民の森に車を停めていたようです。 あきらかに日没を超える下山時間なのに、結構多くの人たちが歩いていて、しかも急ぐ様子がない。 なんでそんなに余裕なんだろ~文化の違いか!? なんて自分のことを棚に上げて、下山が遅い人たちのことがとても不思議だったのですが、みんな林道歩きがないのね。そりゃ余裕だわい。 私たちはさらに4kmの林道歩きをしなくてはなりません。 日没後、空はうっすら明るいけれど木々に覆われた林道は漆黒の闇。 初めてのヘッドライトを点けての下山となりました。 当たり前ですが、やるもんじゃあないです(*´Д`)=з 林道とはいえ転んだりする危険もあるし熊もコワイ。 何も見えないので気が滅入っちゃう。 やっぱり何が起こるかわからない、今回のように急に予定変更して下山することもあるかもしれない。 早立ちが基本ですね! 17時40分頃に住宅街に出て、10分も歩かないうちに大倉バス停に到着! あぁ~長い1日だった! 8時間ほどでめちゃくちゃ長い道ではないのですが、がっつりと歩き応えのある山でした。 行程もそこそこあって、道もすごく整っているし、小屋もたくさんある。 なにより富士山が丸見え!! 以前、鈴鹿vs丹沢という特集を読んだことがあるのですが、比べ物にならないです。(と私は思う) 鈴鹿なんて、そこらへんの裏山・・・失礼 しかもしかも! みんな下山後、歩いてバスに乗って電車に乗って帰るんですよ( ・∀・)ヒー 温泉グッズもザックの中に入ってるんですよ( ・∀・)ヒィー そういえば、公共交通機関が充実していない岐阜はほとんどが車移動。歩く機会がとても少ないです。 毎日、通勤通学で歩いて、丹沢で山歩きして・・・ そりゃあ北アルプスなんて楽勝でしょう。 関東から来たと思われるハイカーたちが、軽く登っていっちゃう理由が分かった気がしました。 すごく逞しい。 今回は鍋割山荘に恐れをなして強引に下山してきてしまいましたけど、とても魅力的な丹沢はまた訪れたい場所となりました。 次回は塔ノ岳&蛭ヶ岳へ!! 2日目、金太郎の山へつづく~
by asaasa32
| 2014-11-26 22:57
| 山歩記録
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